前 真之先生著「エコハウスのウソ【増補改訂版】」買いました①

さぬきペンギン
なにがでっきょんな?さぬきペンギンです♪

今日はずっと気になってた本をついに購入したんで、ご紹介。なお、ブログ内容が本を独自解釈した、少々(結構)偏った意見になっじょりますんで、スーパー工務店以外の住宅業界関係者の方はご遠慮下さい。苦情等は一切受け付けません。

「ブランドやイメージに騙されてはいけない。本当に大事な所は見えない所にある。」という強烈なメッセージを伝えてくれている素晴らしい本です。

「エコハウスのウソ」のエコハウスとは?

タイトルにあるエコハウスとは、前先生曰く、「省エネ・省CO2・環境・節電・スマート」などを謳った住宅。壁を埋め尽くす「大きな窓」、開放的な「吹き抜け空間」を持ち、通風重視・エアコンはいらないっていう家の事だそうです。

ドクハカセ
ハッキリ言えば、大手ハウスメーカーや建築事務所が見た目重視だけで建てた家じゃな。
さぬきペンギン
ハッキリ言いすぎでしょww

著者は前真之先生。

東京大学 大学院 工学系研究科 建築学専攻 准教授。博士(工学)・一級建築士。

建築環境を専門に、エコハウスの進歩と普及につながる研究を行っておられる先生です。

武器はサーモカメラww

家の中で撮影すると、こんな感じで熱い所、冷たい所が一目瞭然となるカメラです。

画像はhttp://cosmic-g.jp/blog_okamoto/?p=1569からお借りしてます。

訪れたどんな家でも、温熱環境を暴いてしまうTHE・プロフェッショナル。

日本全国の家を調査してこられた先生が、住宅業界にはびこる考えを検証し、“ウソ”と言い切る程のデータ理論を、本の中で紹介してくれています。

「エコハウスのウソ」の“ウソ”とは?

表紙帯に書いている、「40の誤解と1つのホント」。本の内容は、各項目に沿って設問があって、それに対する先生の答えと論理が見れる形式となっております。

まずはプロローグの省エネ基準義務化について。

前真之先生
2020年省エネ基準は「クリアできて当たり前」の低いレベル。そして、断熱とともに絶対必要な“気密”についての規定がない。基準をクリアしただけの家では暖かい家にはならない。特に温暖地域は、もっと上の基準(民間基準のHEAT20G1・G2)を目指すべきだ。
と書いておられます。

ここで軽く問題です。次の2つの営業マンの説明の違い分かりますか?

営業マン
この家は省エネ基準をクリアした家です。
営業マン
この家は省エネ基準をクリアしたエコで快適な家です。

この家は省エネ基準をクリアした家ですよ→ホントなんで◯

この家は省エネ基準をクリアしたエコで快適な家ですよ→ウソなんで✕

つまり、「基準をギリギリクリアしたぐらいの家は、本当に快適な家ではない。」という事実をどれだけの人が理解できているか。知らない人には驚愕の事実ですが、これが日本の6割で家を購入する人が遭遇している現状だと思います。知らないままに営業マンに「大丈夫」と言われて、買って住んで後悔する。家を買って後悔した事を住宅情報誌等で見ていて、自分は気をつけようと思っていても、また営業マンの根拠のない「大丈夫」につられて、同じことを繰り返す。実に残念な話です。でも、まだ仕方がない部分があるのも理解してます。

だって多くの人は、少なからずブランドの名前とかイメージに大きく左右されますから。

実際、我が家も工務店をMスペースさんに決めてから、友人知人に、「家はどこで建てるん?」「Mスペース。」「え、どこにあるん?大丈夫なん?」という会話を何度か経験しました。仮にみんなが知ってる大手ハウスメーカーの名前でも言えば、「おー、やるやん。」とか「うわー、すごいな。」とかいう答えが返ってくるんでしょうかね。ですが、私は自分で家づくりを勉強して、Mスペースさんを選んだ自負があり、Mスペースさんもそれに応えようとしてくれている。そういう関係が家づくりの理想だと信じとります!

というか、言っちゃ悪いですけど、

ドクハカセ
我がトコの見た目だけ・高いだけの家(商品)をマニュアルで覚えて、本当に快適な家がどんなものか分からんよーな営業マンから、低気密な低レベルの家を高い値段で買うほうがどうかしとるわ!!
ほとんどの人は、大手だから安心という理由で購入を決意する。多くの人が建てているから安心と購入を決意する。しかし、一生に一度の大きな買い物でもある「家」を買う決断がそんな理由でいいんでしょうか?

以前の記事も合わせて読んで頂ければ、住宅業界の怖~い実態が分かります。↓

香川で家づくり 2020年省エネ適合基準住宅の義務化 その先の未来の話。

2017.04.06

香川で家づくり 必読「あたらしい家づくりの教科書」高性能な住宅とは?

2017.04.05

家づくりのキーワード C値にまつわる話。常識は非常識。

2017.04.02

前先生もプロローグ Q4「家なんてどこで建てても同じ?」という設問に対し、

前真之先生
選び方を間違うと、「寒い」「増エネ」な家になる。建築主の勉強が不可欠。
と書かれています。

これは推測ですが、恐らくこの本が出た時(2012)などは、少なからず業界からバッシングを受けたのではないかと想像できます。しかし、時は流れ、今は情報化時代。小さな声は少しずつですが、確かに大きな勢力(スーパー工務店の台頭)となっているようです。これからの家は性能値で表される時代。近いうち、今日本中にはびこっている家が、見た目だけの低性能な家だという事実が明るみとなり、今までの常識がひっくり返る時が必ず来る!

ここまで書くと、「ONE PIECE」で、世界政府に消された“オハラ”のようにならないか、少し心配になりますww(誰が家の性能基準を引き下げてるのか・・また国の基準を引き下げるほどの力があるのはどこなのか?・・分かりますよね。

このブログを読んでくれている人の多くは、家づくりについて興味がある、もしくは進行形で考えておられる方が多いと思います。せめて今はその人達に届き・・考えるきっかけになればと思います。自分は住宅業界とは縁もゆかりもない“消費者”側の立場として、「自分・家族を守る為の家づくりをしてほしい。」という事を絶えず発信し続けたいと考えています。なぜなら、

「オハラ 世界政府」の画像検索結果

変わるべきは、我々建築主(消費者)なんですから

前先生からも、「本当のエコハウス(高性能住宅)を普及させたい。」という強い意志をお持ちなんだ。と、冒頭で強く共感させて頂きました。

まだプロローグですが、今回はここまで。

このペースでいくと、このシリーズ、どれくらい続くか分からないww

とにかく家づくりをお考えの方は是非、手にとって読んで下さい。

 

次回、「前 真之先生著「エコハウスのウソ【増補改訂版】」買いました②」に続く。

ABOUTこの記事をかいた人

さぬきペンギン

四国は香川県で生まれ、現在も香川県に生息しているオスのペンギンです。 名前は、走る姿がペンギンに似ている事(自分では認めてませんが)からの由来です。イワトビより皇帝派です。 よろしくお願いします。