家の断熱性能がイマイチ分かりにくい人の為に、WindowsのOS年表で例えてみた。

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なにがでっきょんな?さぬきペンギンです♪

昨日から久しぶりの雨模様。

気温も高くもなく低くもなくで、エアコンの動作も穏やかな休日。

本日のテーマはこれ。

住宅の断熱性能について。

ここは高性能住宅について発信してるブログですが、みなさんがよく抱える疑問についてのお話。

そもそも高性能にしろっていわれても、どれが高性能なのか分からなければ無理ゲー。

そこで、断熱性能についてちょっとクローズアップ。

国の基準と民間の基準。

国の基準については、断熱等級という基準があります。

「断熱等級」の画像検索結果

 

この中で実質的に使われているのが等級4。

一条工務店を除き、いわゆる大手ハウスメーカーなどではこのランクが多い。

 

そして、それとは別に民間の基準ではHEAT20という団体が発表しているものがあります。

HEAT20とは?これからの家づくりの基準は○○って話。

2017年5月1日
断熱について HEAT20 G2/G3クリア | 高断熱・高気密・耐震・長寿命の家 Rigolo

分かりやすく、先程の等級4とHEAT20のG1・G2 ・G3レベルを比較してくれてる画像を拝借。

断熱基準はランク別。

地域区分とは日本を7エリアに分けて断熱基準を変えてる(個人的にはこれが必要ないと思っている)

そして数値の低い方が断熱に関しては高性能という事になります。

でも数値で見ても分かりにくいですよね。

そこで・・

WindowsのOS年表で例えてみた。

まずはこちらを御覧ください。

これは今PCで多く使われているMicrosoft・WindowsのOSを一覧にしたもの。

Windows の歴代バージョン表

https://www.ptpclatter.click/entry/windows-history-version

 

懐かしい名前が並んでますねー。

私も初めて買ったPCのOSはWindows98でした。

Gatewayでしたね・・今はなき。

ゲートウェイ、89,800円のディスプレイ一体型パソコンほか

当時はまだダイヤルアップという接続方法で・・

 

っと、話がずれました。

 

家の断熱性能に限った話で、基準をこのOSに照らし合わせて見ると・・

HEAT20が制定された2016年には既にWindows10が発売されてました。

あえて、断熱等級の違いで言うならば、G1とG2の差はOSではなく、CPUの違いになってくるでしょう。

ZEHの断熱は場合にもよりますが、Windows7にメモリ増設してるようなもんかな・・

断熱等級4の正体。

では、国の断熱等級4はどうなのか?いつから始まったのか?

その答えは・・・

 

1999年!

 

なんと国の断熱基準はまだ・・

 

Windows98の世界なんですよ!!

 

ダイヤルアップなんですよ。

スマホ時代にまだ電話回線を引っ張ってきて、「ピー・・ガー・・・」ってやってるんですよ。

じゃあもし今、家電量販店で、2台のPCがある。

Windows98PCとWindows10PC。

ゲートウェイ、89,800円のディスプレイ一体型パソコンほか

 

あなたはどちらのPCを買いますか?って話。

もちろん現実には今、98のPCを見かけることはほとんどないかも。

でも、住宅業界では断熱性能に関して言うと、展示場行けば未だにダイヤルアップ住宅が並んでるわけですよ。

そりゃ住んでから暑い寒いという不満が出るのも無理ない。

だって、20年以上も前の基準でずっときてるんですから。

この数年で異常気象といわれるような日本の状況に、耐えられるはずがないんです。

それが日本では「家が夏は暑い、冬に寒いのは当たり前」というおかしな刷り込みで、みんな我慢して生活してる。

でも世界から見ると、正気の沙汰じゃないんですよ。

世界がADSLだ光回線だって進み始めた時に、日本は一部の利権に拘る連中によって、ずっとダイヤルアップ住宅が良いように見せかけられてきただけ。

さすがに国も検討を見直し?

そして世界のネットの普及によって、情報は確実に世間に伝わってきた。

さらに国も省エネ化・低炭素化の動きに向けて、やっと等級の見直しを始めると昨年発表が。

省エネ住宅に上位等級
国交省が新設検討、脱炭素へ新基準

国土交通省は省エネルギー住宅の新しい基準をつくる検討に入る。

現在は4等級ある断熱の性能表示制度を改め、より高性能の5段階目を設ける。

2021年春から、省エネ性能が高いほど家電などと交換できるポイントを多く付与する制度も始める。

日本の二酸化炭素(CO2)排出量の約15%を占める家庭部門の排出削減に向けて省エネ住宅の普及を促す。

国交省の有識者会議で14日に住宅の脱炭素を推進する方策を議論する。22年の法改正を目指したい考えだ。

新設する最高の等級5に認定する具体的な基準は今後詰める。断熱性能の一段の向上や、より高効率の太陽光発電設備の設置などが想定される。

省エネ住宅は断熱材の厚さなどで地域ごとに要件がある。

夏は涼しく冬は暖かく過ごせる。

冷暖房を効率よく使え、光熱費も抑えられる。

今は全体で5千万戸の住宅のうち約1割にとどまる

新基準の策定で、改めて普及拡大に弾みをつける。

 

え?

全体で5千万戸の住宅のうち約1割にとどまる。

さらって書いてますけど、

「夏は涼しく冬は暖かく過ごせる、冷暖房を効率よく使え光熱費も抑えられる家」が日本全体の1割しかないって書いてるのと同意ですよね、コレ。

でも、これが日本の住宅業界の常識。

前から基準法についても言ってますが、基準最低限のレベルが戦後で止まってるんですよ。

もはやPCもない世界の話。

そんな基準に合わせた結果、世界最低の断熱レベルのせいで、ヒートショックにより家の中の方が家の外よりも死ぬ確率が高い住宅だらけ。

車にはリコールがある。しかし、住宅には生命に係るような危険な基準の家ですら何もない。いつまで日本人は殺され続けるのか?

2019年4月4日

【家づくりの話】ヒートショック・熱中症を防ぐ家づくり。もはや今までの家づくりの常識は通用しない。

2018年8月19日

香川で家づくり ヒートショックの衝撃。外よりも家が危ない!?

2017年4月8日

これで国が動かなければ、何の為の基準なんだっつーの。

 

そして、気をつけなければいけないのは・・

昨日まで、ウチは最高断熱等級と言ってたハウスメーカーが、2,3年後には掌返しをしてくることはほぼ間違いない。という事。

今、家づくりを考えている人は、国の98ではなく、しっかりとした民間基準の断熱性能を持ったWindows10仕様をおすすめ。

おしまい。

 

 

画像

ONE PIECE 98巻 2月4日発売!!

 

 

 

 

 

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2 件のコメント

  • OSで例えるのが面白いですね(#^^#)

    ウィンドウズ98ですか。
    懐かしいなあ。

    確か高校生のときに初めてウィンドウズ95を
    買ってもらった記憶があります。

    あの青春時代のまま住宅業界がストップしているわけですね(笑)

    うん。
    セピア色に見えてきますね(*^^*)

    • 個人的には、ダイヤルアップ言いたかっただけなんですよね笑
      上位等級を検討しなくても、HEAT20に合わせればいいのになー( ˙꒳​˙ )

  • くろーばー へ返信するコメントをキャンセル

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    ABOUTこの記事をかいた人

    四国は香川県で生まれ、現在も香川県に生息しているオスのペンギン。 名前は、走る姿がペンギンに似ている事(自分では認めてませんが)からの由来。イワトビより皇帝派。 よろしくお願いします。