ショッキングなタイトルですが、その理由はこの少し古い記事。
年2万人弱も亡くなる「浴室の温度差」の危険
香川・兵庫・滋賀が死亡者数ワースト3県。
冬は家でも寒いのが当たり前?
https://toyokeizai.net/articles/-/257364
そもそも、「ヒートショック」という言葉そのものはニュースなどで耳にしたことがある人も多いことでしょう。お風呂やトイレなど、家の中の急激な温度差より、血圧が大きく変動し、失神や心筋梗塞、脳梗塞などを引き起こす現象をいいます。
ただ、アンケート調査によるとこのヒートショックを「よく知らない」という人は約半数、危険だと思わない人は約8割にものぼります(※1)。つまり、なんとなく知っているけど、「ひとごと」だと思われているのです。
実はこのヒートショックによる浴室での死亡事故は年々増加傾向にあり、昨年は1万9000人もの方が亡くなっています。また、発生している県でいうと、香川、兵庫、滋賀がワースト3になり、ついで東京、和歌山という結果もあります(※2)。一方で、寒い北海道は沖縄についで死者数が少ないという結果に。
このブログの目的・ヒートショックの撲滅。
当初から言っている通り、日本の住宅の性能は先進国では世界最低。
しかし、この国ではあらゆる理由から、住宅の高性能化を否定し続ける存在が。
その結果が、この交通事故死亡者の数倍の人が家で亡くなっているという事実。
先日の2020省エネ基準の先送りも、ヒートショックをなくすという想いの妨げでしかありません。
しかも、また香川がワースト1・・。
なぜ、こんなことに・・。
自動車にはリコールがある。住宅にはない。
リコールとは
自動車が道路運送車両の保安基準に適合しなくなるおそれがある状態、又は適合していない状態で、原因が設計又は製作の過程にある場合に、その旨を国土交通省に届け出て、ご使用のお客様にご連絡して無料で修理します。
https://toyota.jp/recall/
車では、このように安全基準に障害が発生するような部品が見つかった時には、すぐに対応がある。
一方、住宅には、住んでから”暑い寒い”に堪えがたい室温であっても、何の保証もありません。
その先何十年も、非快適な家で我慢して生活しなければいけない。
もしくは、高いお金を払って、自分で改善するしかない。
本来、どちらも人間の安全を保障するための一つだと思うが、全然違う。
その結果が交通事故死亡者とヒートショックによる死亡者の違いにはっきり表れている。
諸外国に習って、住宅の最低室温基準をとっとと設ければ、劇的に改善出来ると思うのに、それをしない国。
一体、いつまで殺し続けるのですか?
この度は当ブログにお越し頂き、ありがとうございます。香川で高性能の家を建てることになりました。
興味のある方は末永くお付き合い下さい。