エンドレスエイトが終わって今日から9月。
毎日暑い日が続いているのも嫌なのに、台風は来るわ、次の台風はさらにやばそう。
心中、穏やかではない日々を過ごしてます。
さて、今日はずっと取り上げている改正省エネ法についてのその後。
改正建築物省エネ法が閣議決定。
昨年5月17日に公布された「建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律の一部を改正する法律(令和元年法律第4号)」の施行に関し、施行期日を定める政令及び施行令の一部を改正する政令が、本日、閣議決定され、改正法が令和3年4月1日から施行されることとなりました。
閣議決定された事を喜ぶ人がいるのかどうかわからないですが、とりあえず決定だそう。
で、一般的な戸建住宅に関わる法改正がコレ。
小規模※の住宅・建築物の設計を行う際に、建築士が建築主に対して、省エネ基準への適合の可否等を評価・説明することを義務付ける制度を創設する。
※:小規模:床面積の合計が300㎡未満(10㎡以下のものは除く。)
何度も言いますが、本来は2020年の”省エネ基準の義務化”に向けて何年も何年も準備してきた振りして、2018年に突然、説明の義務化に切り替わりました。
その変わり身の早さはやはり、忍者の国ならでは?
国民は、まだまだ忍び耐える人であれってか。
ほんま、マキビシまいたろか。
特設ページが開設。
とりあえずこちらのページから概要やテキストなどを確認できます。
他にも広報用のチラシなどもあり。
ひとつひとつ見ると大変だなーと思ってたら・・
オンライン講座始めました。
ダウンロードしたテキストを基に、オンライン講座が見れます。
コロナの影響で説明会の実施が困難ということでの対策のよう。
とりあえず、説明義務のリンクを貼っときますので、よければご覧ください。
で、ふと思ったんですけど・・
えらい、手厚くない?って思った訳ですよ。
だって、よく考えて下さい。
日本はここ数年だけ、家建ててるんじゃないですよ。
戦後だけでも、何十年も何百万棟も建ててきてるのに、なんでここまで必要?って思いませんか。
で、分かった事実がこれ。
工務店・建築士の半数が、家の性能について理解してない。
中小工務店・建築士ともに、省エネ計算が出来ると回答したのは約5割。
って事は、家建てた場合、かなりの確率で
というトンデモ回答がくるって事。
一体何が起こったのでしょう?
大震災以後、エネルギーを大事に使おう、しっかり省エネしていくから、勉強しとけよって言ってて、すでに9年が。
それでも5割の工務店・建築士が「省エネをこれ以上計算なんて、わたしには出来ない」って、お前らテレサ・テンの「別れの予感」か。
テレサに謝れ、「償い」してこい。
冗談はさておき、住宅以外に、こんなことありえます?
車買いに行って、性能聞いて馬力がこれで、燃費がこれで。って説明が返って来ない事は無いでしょ。
レストラン行って、メニューの説明聞いてわからないのは、シェフのおすすめサラダぐらいですよ。
でも、家を買う人は、そこに気づいてない人が多いのも事実。
外観や設備・インテリアなど目に見えるものにとらわれがち。
しかし、これからはきちんと家の性能を確認した上で購入しないと、大変なことになります。
とにかく、しっかりみんなで勉強して、高性能住宅を建てましょう。
おしまい。
この度は当ブログにお越し頂き、ありがとうございます。香川で高性能の家を建てることになりました。
興味のある方は末永くお付き合い下さい。