嘘のような本当の話というものはあるもんで、2020年の省エネ基準義務化。
先日も記事にしたばかりの話題ですが
2019年を前にあっけない結末を迎えたよう。
戸建住宅の省エネ基準義務化の見送りが決定。
省エネ基準、中規模建物の義務化を決定
以上2000平方メートル未満)に省エネ基準への適合を義務付けることを決めた。同日開いた社会資本整備審議会の部会で了承を得た。現在の大規模建物から対象を広げる。マンションを含む住宅と小規模建物(同300平方メートル未満)への義務付けは見送る。
義務化は2020年以降の見通しで、建築主は断熱窓や高効率の空調、発光ダイオード(LED)照明といった設備の導入が求められる。来年の通常国会に建築物省エネ法改正案を提出する。
中規模建物は省エネ基準への適合率が既に91%と高く、部会の有識者らは、義務化しても混乱の恐れはないと判断した。
一方、住宅や小規模建物は適合率が50~60%台と低水準な上、来年10月には消費税増税も控えているため「コスト増を伴う規制を導入すると、住宅投資への影響が懸念される」と指摘した。
https://www.sankeibiz.jp/macro/news/181204/mca1812040500004-n1.htm
さらにはこんな記事。
小規模住宅への省エネ基準適合 設計時に「説明」を義務化
2018年12月3日国土交通省は12月3日に開かれた有識者会議で住宅・建築物に対する省エネルギー規制に関する今後の施策の方針案を示した。戸建て住宅など小規模住宅・小規模建築物については、設計時に建築士が省エネ基準への適合可否を説明することを義務付ける。ただし、大規模事業者が提供する注文住宅や賃貸住宅については、建売住宅で導入されている「住宅トップランナー制度」と同じような枠組みで、一定の基準への適合を求める。今回の案に関して、12月上旬から来年1月上旬にかけて一般からの意見を募集し、最終的な取りまとめを行う。
結論としては、
インチキ建築士のみんなー。
基準の義務化はしないから、ちゃんとお家の設計する時に、省エネ適合の話だけしましょうね。
というぬるーい話。
いい国ですね、まったく。
なんの茶番ですかね。コレ。
前回も言いましたが、施主(消費者)が、理解不足というスタンス。
自分たちが手を抜いているのではなく、施主が望んでないと。
私に限らず、新しく家を建てる人の多くは、「夏涼しく冬暖かい家」を希望しているのに、大多数のハウスメーカーや工務店が本当に快適な家を知らないという日本の住宅業界。
こんな不幸がありますか?
なぜそんなことが言えるか。
次の資料見たら、呆れます。
これがH27時点の住宅の基準適合率。
全国で半分の家が不適合という事。
さらに・・
すでに義務化に向けて動かなければいけない翌年H28年でも60%。
つまり、3年後には不適合な家がまだまだたくさん作られている事実を受けての・・H29年がこちら。
はい、もう調査するのやめました。
そんなもん調べなくても、義務化なんてできっこねーんだからという思惑がプンプンしますね。
現に、大規模住宅は現状、91%の達成率からの義務化に問題なしという判断。
つまり、義務化させないように、足を引っ張ってるハウスメーカー・工務店が存在するという事実。
これから新築を考える人には、しっかり考えないと、とんでもないことになるリスクが高くなったと認識下さい。
大丈夫。先進的な工務店は存在します。
ですが、私のブログにきてくれた人は、国のしょーもない基準にとらわれる事無く、本当の高性能住宅について知識を得たい方。
ブログを読んでいただけたら、通常の家づくりとは違う点を理解してくれることを信じております。
国の基準では快適な家は望めません。
その先のレベルの家を建ててくれる工務店は全国に増殖中。
全国各地のスーパー工務店を探して、国やメーカーに依存せず、しっかりした自分たちの家づくりを。
この度は当ブログにお越し頂き、ありがとうございます。香川で高性能の家を建てることになりました。
興味のある方は末永くお付き合い下さい。