今日は告知。
我が家を建てるときにも大変お世話になり、当ブログにも頻繁に登場する松尾先生の最新本が発売。
松尾和也著「エコハウス超入門 84の法則ですぐ分かる」
日本の住宅は欧米に比べて質が低いと言われきました。その状況が少しずつ変わってきており、省エネルギーで光熱費が掛からず、快適で健康に暮らせる「エコハウス」に注目が集まり、事例が少しずつ増えています。本書は住宅業界で注目されるエコハウスの設計指南書です。
本書の著書である建築家の松尾和也氏は長年エコハウスの設計に取り組み、経験をふまえた理論的な設計手法を確立。本書はその手法を体系化し、分かりやすくまとめたものです。エコハウスに関心のある設計者や現場監督、営業マンなど住宅に関わるすべての実務者が知りたかった情報が満載。インターネットの情報に飽きたらない建て主も、本書の内容を知っておけば工務店選びの基準ができます。
タイトルの「超入門」は「非常に簡単」という意味ではなく、「これだけ網羅している入門書はないだろう」という意味での「超入門」です。エコハウスを設計するときに発生しがちな「モヤモヤ」が解消され、設計力が高まること請け合いの1冊です。
前作の本当のエコハウスとはと何か?というものから、さらに踏み込んだ内容が予見されますね。
前作のホントは安いエコハウスについてはこちら。
気になる内容は?
題目はamazonから引用。
私が内容で強く思うところは赤文字で。
CONTENTS
■第1章/どんな住まいや室内環境を目指すべきか
「頑丈でシックハウスにならない普通の家」がベースになる/冬に暖かく、夏に涼しい家をつくるには計算が欠かせない/家を小さくするのも省エネ手法の1つ/周壁平均温を知る方法は2通りあるほか■第2章/断熱性能はどのように高めるとよいか
国が設定した暖房負荷はあてにならない/賃貸マンションの環境はQ値1.9の戸建て住宅程度/費用対効果の高い断熱性能の高め方/基礎断熱を採用するならシロアリ対策は必須/ほか■第3章/窓に必要な性能をどのように満たすか
窓は樹脂サッシを選択するのが基本になる/窓は取り付け位置で性能が変わる/断熱ブラインドを付けるとU値が劇的に改善する/シャッターには断熱性能を増す効果もあるほか■第4章/給湯や冷暖房の熱源をどのように選ぶか
電気、ガス、灯油はどう使い分けるか/都市ガスを使うメリットはあるのか/オール電化のコスパはどう変わっていくか/太陽光発電は最高にコスパのよい投資ほか■第5章/換気量をどう確保して熱損失を抑えるか
そもそも換気量はどのくらい必要なのか「/中気密住宅」は新鮮空気が入ってこない/熱交換換気の顕熱・潜熱型の違いをどう評価すればいいか/レンジフードからの熱損失はどのくらいなのか■第6章/エアコンはどのように選んで使いこなすか
ひと月ごとの暖房費の計算方法/エアコンは運転方法で効率が大きく変わる/エアコンは6、10、14畳用から選択するとコスパが高い/エアコン1台による全館冷暖房の特徴ほか■第7章/建物配置や形をどう整えると日射が増すか
夏には南面の窓と天井から大量の熱が侵入する/日射の多い・少ないは断熱性能より室温に影響する/日射を最大化するための建物計画のセオリー/滞在時間が長い部屋の日射を重視して暖房負荷を減らすほか■コラム
1住宅にも燃費表示が必要
2 マンションはなぜ暖かいのか
3 マンションは中住戸の影響を強く受ける
4 HEAT20G2レベルの温熱環境とは?
5 シミュレーションを営業に生かす
6 太陽光発電+電気自動車は最高のコスパ
7 同時給排気型のレンジフードの優位性
8 競合先に勝つシミュレーションの方法
9 珪藻土だけでは十分な除湿は行えない
10 冷暖房に関する住宅会社の技術水準
タイトルだけ見ると、前作よりも実務者レベルの話が多そうなイメージ。
その中でも今日ピックアップしたのはこれ。
家を小さくするのも省エネ手法の1つ
これはよくありがちなんですが、家というと40坪は欲しいという固定概念の人が多い。
理由は住宅展示場のモデルハウスなど。
でも、よく考えれば、そこまでの面積はいらない。
しかも展示場レベルの家では結局リビングぐらいしか快適な状況は作れないケースが多い。
廊下・洗面などが激暑・激寒で激オコプンプン丸住宅がいいはずない。
住宅購入者が知っておいて損することは一つもない話の数々だと予想。
新築を建てる前には、絶対入れておいてほしい。
気になる発売日は?
2020年8月6日。
Amazonにて絶賛予約中。
恐らく発売日には在庫切れになる可能性が大ですので、予約をおすすめします。
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おしまい。
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