はてブで見つけた衝撃の記事。
先日、CES・積水ハウスの件で、日本の住宅事情が世界にばれたら・・・という記事を書きましたが、すでに現実になってました。
信じられないデータが公開され、大きな話題となっている。これは2018年にロシアの情報サイト「Arguments and Facts」(引数と事実)が公開したデータで、世界各国の住宅における冬の平均室温をビジュアルデータ化したもの。
・たったの10度
そのデータに掲載されている各国の平均室温をランキング化すると、なんとワースト1位が日本と判明。なんと、たったの10度というから驚きだ。暖房を使用している際と、消している際の気温差が激しいのが理由の可能性がある。
日本の住宅の冬の平均室温はダントツ最下位。
冒頭の写真を見てもらえれば分かるように、ロシア24℃やアメリカ20℃の中、日本はなんと10℃。
「オー!ジャパン イズ ベリー クール。」と言われてるよう。
いや、嬉しくねーわ。
しかし、何故こんなことになるのか?
外国はセントラルヒーティング(全館暖房)が当たり前。
そもそも暖房の考え方が違う。外国は家全体を暖める方式。
日本では局所による暖房。リビングのみヒーターとかこたつとか。
全館暖房なんか電気代がかかってしまうといって敬遠する人もいる。
しかし、日本人(北海道民は除く)は、こたつやストーブといった本当に暖房を望んでいたのか?
家が低性能だから、他に選択肢がなかった。
全館暖房を行うには、家自体の高性能が必須。
どの国も、家をしっかり高性能にしているから行える暖房といえる。
そんな中、日本でも北海道では全館暖房が進んでいる地域だと思う。
だから北海道の人は、本州の家が寒いと感じる人が多い。
本州の家が寒いのは、家の性能が低くて、暖房をキープできない、または暖房すらまともに出来ない家ばかりだから。
高気密高断熱って言っても〇〇地域では、そこまで必要ないですよ。
戦後、日本がこんな状態になったのは、いわゆる今存在している大手ハウスメーカーの戦略のせい。
頑丈な家を建てれば、次の家が売れなくなる。
だから、30年さえもたないようなプレハブ住宅を、見栄えをよくして売っている。
耳触りの良い言葉だけで、消費者をだまし続けている。
待っているのは、リビング以外、お寒い家。
何故、住む人がヒートショックで死ぬような家を建てて、のうのうと過ごしているのか?
何故、日本の住宅の質の向上を目指す省エネ義務化を止めてしまうのか?
国が国民の事を考えずに、大手ハウスメーカーばかり見て政策を決めていることを多くの人は知りません。
奇しくも今日は、阪神淡路大震災から24年。
見栄えよりも大事なのは、家族の生活を守ってくれる家ではないでしょうか?
世界基準どころか、先進国最低基準の住宅事情のお話でした。
この度は当ブログにお越し頂き、ありがとうございます。香川で高性能の家を建てることになりました。
興味のある方は末永くお付き合い下さい。