今日はさぬきペンギンの代わりにワシが言いたいこと言う機会という事で、冒頭からの登場じゃ。
ん?久しぶりの登場でお前誰だ。みたいになっとらんか?
そんな人達の為に、初回の登場はこちらじゃ。
その他の登場はこちらじゃ。
で、ワシが言いたいのはズバリ・・
高気密高断熱って言うな!!
家づくりをする中で、良く”高気密高断熱の家”って聞くじゃろ。
ぱっと聞くと、普通の家より、気密断熱のレベルが高い家というように聞こえるかもしれん。
基準が曖昧なこの言い方に対して、進んでる一部の工務店とかでは、はっきり区別する為に、”高気密高断熱”ではなく”超気密超断熱”という言い方をする工務店もある状態なんじゃよ。
でも、ちょっと待ちなはれ。
この意見を聞いて欲しいんじゃ。
「日本は全体としては先進国だが、住宅の質は”発展途上国”に過ぎないことを共通認識として持っていただきたい。」
これは先日行われた健康・省エネシンポジウムXでの一般財団法人建築環境・省エネルギー機構(IBEC)の理事長 村上 周三氏の発言じゃ。
一般財団法人建築環境・省エネルギー機構は建築物におけるエネルギーの有効利用その他環境保全の推進を図る活動を行う団体なんじゃ。
つまり、日本の住宅について研究している所のトップから、「日本の住宅は遅れてるよ。そこんとこ理解しときや。」とハッキリ言われるという大事件じゃよ。
日本の住宅は遅れている!?
家づくりについて、勉強していない人にとっては、寝耳に水のような話じゃろ?
あらゆる分野で先進国として通っている日本が、住宅については発展途上国・・。
さぬきペンギンもずっと書いておる家の性能という点において、日本は間違いなく遅れとる。
日本で今普通に建ててる家は、ヨーロッパでは、建築基準を満たしていない為、建てられないレベル・・極端な話、パッシブハウスが義務化されるドイツの人から見たら、性能面で言うと、
「ココハ豚小屋デスカ?」と揶揄されるレベルなんじゃ!!
そんな現状で求められるのは、家の性能をハッキリ基準化した上で、”高気密高断熱”のレベルの家が普通で、それ以下の基準の家を”低気密低断熱”って呼ぶべきじゃ!!
本日のまとめ
ちょっと過激な表現でしたが、日本の住宅の現状はそうなっています。
これが現実です。(その遅れてる部分については、別記事に書きたいと思います。)
念のためですが、高気密高断熱住宅を始めた方々を非難するものではなく、現状の言葉の扱われ方に対しての考えであることを申し上げておきます。
そして、世界の基準に追いつくために今、色んな建材メーカー・団体・設計者の方々・工務店の人達が頑張っています。
住宅の分野でも日本が先進国に入るためには、次に変わるべきは選ぶ消費者です。
会社の名前やイメージで決めないでください。
家は性能で選ぶ時代です。
本当に快適な家が日本に増えることを願っています。
本日もありがとうございました。
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おしまい。
この度は当ブログにお越し頂き、ありがとうございます。香川で高性能の家を建てることになりました。
興味のある方は末永くお付き合い下さい。