今日は前回の高気密高断熱の中で出てきたC値についての話です。
前回の記事はこちら
今日の単語は非常に重要です。
テストには出ませんが、家を建てる時には必須確認事項と言っても過言ではありません。
ブログで家の話ばかりしていて勘違いされてもいけないので、あらかじめ申しておきますと、ペンギンは住宅関係の仕事をしている訳ではありません。
単純に家を建てる際に勉強した事の結果・考え方をお伝えしているので、一部の方には不都合な真実が出て来る事になると思いますので、そこはご愛嬌で・・。
話を戻して、C値です。
ハウスメーカー・工務店に対して、最初に「今まで建てたお家のC値の実績は、いくらですか?」という問いかけで、ぶっちゃけ相当の数の住宅メーカーをふるいに掛けることが出来ます。じゃあ、そのC値って何やねんと・・
C値とは・・・
ズバリ家の「隙間面積」の割合を示す数値で、床面積1m2当たりどれ位(何cm2)の隙間が有るかを表現した数値の事です。簡単に言うと、「このお家にどれ位隙間があるか?」を示す数値と理解していただいていいと思います。
隙間を表す数値ですので、当然数値が低い方がいい=家の気密性が高い という事になります。
前回のブルゾンちえみペンギンも言ってますが、これからの家は気密性が高いに越したことはありません。
その理由はまた、別の話でお伝えできればと・・・。
とにかく、ペンギンが考えるC値を具体的数値で言うと、香川では最低1以下、理想は0.5以下だと思います。
(ブログなんで、甘めに書いておきます・・・本音はもっと・・)
うわ、ここで突然現れたのは、あらゆる事に毒を吐いてしまうDr.ドク。
家にまつわる事のみならず、ペンギンに変わって、あらゆるものに毒を吐き続けていく特殊な立場のマッドサイエンティスト。このブログにも今後、出続けて頂くことになるかも・・。
C値の不都合な真実
先程、ふるいに掛けると書いたのは、この数字をぱっと聞いて答えられる会社が間違いなく少数だからです。
例えば、住宅会社と聞いて真っ先に思い浮かぶような、大手ハウスメーカーでC値はどれくらいか?
実は・・・公表してません。
H11の省エネ基準までは地域によって決まってました。
それがH21の省エネ改正でC値自体の表記が消えてしまいました。一部を除いて、香川では5.0以下でした。
ん? 自分が言ってる0.5じゃないですよ。
5.0です。0.5と5.0だったら、界王拳で言ったら10倍ですよwww(ま、界王拳で言わなくても、10倍ですが)
それが何故消えたのか?
という、やりとりが見え隠れしているとしか思えないんですが・・・。事実、省エネルギーを推進しているにも関わらず、この基準は現在も戻ってきておらず、努力値止まり。
で、大手もしてないのに、ウチもする必要ないやろ。と追随する中堅ハウスメーカーや工務店。
何という悪循環・・。何という理不尽・・。
その結果、住んでみると家が隙間風でスースー状態。
家を建てた人の不満ランキングに必ず上位で出てくる現象です。
そうならない為、C値を測る方法として、“気密測定”という方法があります。
“気密測定”で調べていただければ、建築途中で機械を搬入して気密を測定する手間の掛かる画像がいくつも出てくると思います。
お客様の為にそれを実践している会社がある一方で、逆に気密の事など説明しようともしない会社が存在している。
あなたなら、どちらを選びますか?
「住宅業界の常識は非常識」
これは私が最終的に持ち得た持論です。
家は大手だから安心・・ではありません。
日本全国の様々な設計事務所・工務店には、様々な取り組みをされている所がたくさんあります。
革新的な地域に沿った工法・世界基準の家を建てる事を行っている団体など、これからの日本の家づくりを真剣に考えている事が、調べれば調べるほど出てきます。
しかし、普通に家探しをされている方にはその事実に辿り着く事が出来ない、いやその前にそんな事実があることすら気づかない方が多いと思います。
このブログを始めたのも、住宅の業界人ではない素人の立場から、本当に快適な家を建てることを望んでいる人の為になればと考えてスタートしました。
「一生に一度あるかないかの買い物を後悔したくない。」そんな人の参考になれば幸いです。
もちろん、C値が良いだけでは快適な家とは言えませんが、その他のキーワードは改めてご紹介します。
そして、我が家を建ててくれるMスペース㈱の元木社長とも、「これからの香川の家づくりのスタンダードを変えたい」という熱い思いで、新築計画を進めてますので、そちらの方も今後合わせて、お伝えしていきます!!
おしまい。
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この度は当ブログにお越し頂き、ありがとうございます。香川で高性能の家を建てることになりました。
興味のある方は末永くお付き合い下さい。