土地の契約も終わって、少しほっとしているペンギンですが、
今日は、家づくりで今一番ホットなキーワードでもある「ZEH」について。
「ZEH」と書いて、“ゼッチ”と読みます。
この言葉を聞くたびに、昔「ドニゼッチ」というサッカー選手がいた事を思い出します。
1996年、現役ブラジル代表ストライカーとしてヴェルディ川崎に加入。前年にイタリアから帰国していた三浦知良との強力2トップが期待されたが、日本のサッカーにフィットできず、更にはシーズン途中に「首都高の渋滞に我慢できない」という理由で退団。
さて、本日のテーマはこちら!!
ZEHとは
ZEH(ゼッチ)(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)とは、住宅の高断熱化と高効率設備により、快適な室内環境と大幅な省エネルギーを同時に実現した上で、太陽光発電等によってエネルギーを創り、年間に消費する正味(ネット)のエネルギー量が概ねゼロ以下となる住宅です。
引用:経済産業省HPより
http://www.enecho.meti.go.jp/category/saving_and_new/saving/zeh/
まー簡単に言うと、
高断熱化は家の壁や天井などに断熱材をしっかり使って、高効率設備は省エネエアコンやLED照明などを使って、家で使用する電気を減らす。
そして、太陽光発電を設置して電気を創って、結果電気代(エネルギー)を減らした住宅の事ですね。
で、今このZEHに該当する住宅を建てようとする方に向けて、補助金があります。
平成29年度「住宅・ビルの革新的省エネルギー技術導入促進事業(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス(ZEH)支援事業)」の概要について
1.補助対象等
【補助対象】
- 補助対象となる者及び住宅は、平成28年度事業から変更ありません。
- 設備等の要件は基本的に変更ありません。ただし、電気ヒートポンプ給湯機について、貯湯缶が一缶のものに係るJIS基準(JIS C 9220)に基づく年間給湯保温効率・年間給湯効率を3.0以上から3.3以上に変更します。なお、貯湯缶が多缶の場合は、3.0以上のままとします。
※ 寒冷地(1~3地域)の場合は2.7以上であること(平成28年度事業と同じ)
- ZEHビルダーの公募、登録を継続します。平成28年度事業において登録を行ったZEHビルダーは自動継続登録となります。
※ ただし、平成28年度のZEHビルダー実績報告書の提出のないZEHビルダーの建築等した住宅は補助対象外となります。
ZEHビルダー実績報告書については、以下のページをご参照ください。
ZEHビルダー登録後の実績報告について【補助額】
- 補助額は75万円/件となります。なお、補助件数は9,700件程度を想定しています。
- 1、2地域のNearly ZEH(寒冷地特別外皮強化仕様)は引き続き補助対象とします。
なお、1、2地域の寒冷地特別外皮強化仕様のZEHへの補助金額の増額は廃止します。- 蓄電池の補助額は4万円/kWh(上限40万円又は補助対象経費の1/3)とします。
2.一般公募スケジュール及び公募回数
以下の公募スケジュール、公募回数を想定しています。
5月 6月 7月 8月 一般公募
(ZEH補助金申請)1次公募
5月15日~6月2日
2次公募
6月上旬~6月下旬3次公募
7月上旬~7月下旬4次公募
7月下旬~8月中旬
引用:経済産業省HPより
http://www.enecho.meti.go.jp/category/saving_and_new/saving/zeh/170313a/
これを見ると、今年度の補助額は75万円/件となってます。
いや~ありがたいですね。75万円の補助があれば、太陽光発電の設備の費用負担が軽くなります。
こんな補助金があるなら、今すぐ建てたいと思った方に・・
どうやって申し込むの?
ZEHの家を建てるには、上にも書いてある国に登録した
「ZEHビルダー」の認定を受けたハウスメーカー・工務店でないと申請できませんので、気になる工務店に、
と聞いてください。
それで「取ってますよ。」となれば、ZEHの家を建てることが出来ます。
スケジュールが決まっているのと、公募数が多くなると、補助対象から外れるケースもあるようなので、必ずしも補助金が出るというものではないので、事前にしっかり確認をとるようにして下さい。
補助金は嬉しい・・だけど・・。
ここからは、ペンギンの私見です。
この補助金のポイントとして、次の3つがあります。
①断熱(断熱材の強化)
②省エネ(高効率エアコン・LED照明など)
③創エネ(太陽光発電・蓄電池など)
本来の理念で言うと、「①と②で頑張って、③で補う」という考え方だと思うんですが、世間に出回っているチラシを見ると、どーんと大きな屋根にどーんと太陽光発電を積んで「ウチ(家)はゼロ・エネルギー住宅です!!」って顔してるように見えるんです・・。
いや、いっぱい売電も出来るし、問題ないでしょ!!って言われても、それって元々のエネルギーを減らすという理念から完全に外れてるし、しかも機械物を仕事で扱っている人なら分かると思うんですが、必ず何十年も持つ事なんてないですから・・。
太陽光発電が壊れたら、ZEHじゃなくなる家・・。当然2020年は過ぎている。
気になる2020年基準についてはこちらの記事をどーぞ。
家の性能についてしっかり勉強した結果、
そんな大きな発電設備に頼らなくても、しっかり断熱を強化すれば、ずっとZEHのままの家でいられる。
しかも、電気代も下がる。
そして、そんな方向けの補助金は他にもあります。(それはまた別の機会に)
目に見える補助金に飛びつかずに、しっかり先を見据えた家づくりを考えて下さい。
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この度は当ブログにお越し頂き、ありがとうございます。香川で高性能の家を建てることになりました。
興味のある方は末永くお付き合い下さい。