【家づくりの考え方】イニシャルコストとライフサイクルコストについて。本当に得する家とは?

なにがでっきょんな?さぬきペンギンです♪

先週まで綺麗に咲いてたユキヤナギも今日はすっかり緑になってしまいました。

前回に引き続き、HEAT20の冊子紹介のテーマを掘り下げてみます。

「HEAT20の家」小冊子を紹介。これからの家づくり基準の真髄を感じて下さい。②

2018.03.31

Q.断熱工事って、費用がかかりそうですが・・・?

A.初期投資は確かにかかります。が!生活の満足度が高くなり、冷暖房費の大幅節約にもなるので、長い目で見ればお得ですよ。

この答えを聞いてパッと理解できているあなたは、問題ありません。

問題は、イマイチ理解できていないあなた

もしあなたが今のまま家を建てることを考えていたら、損する可能性が大

1年後の伏線回収。

ほぼ1年前、このような記事を書いた事を覚えておられる方いるでしょうか?

香川で家づくり パッシブデザインってなに?よく聞く設計手法のお話。 

2017.04.19

いや、いないでしょう。

なぜなら書いた本人も忘れてましたww

思い出したきっかけ。

パンダ
ねぇねぇ、ブログの中で、「その話は改めて」とか書いてて、そのまんまのやつとかあるよ。
え?

貼られた伏線はしっかり回収しないと。

という事で・・

記事の中で出てくる“イニシャルコスト”と“ライフサイクルコスト”という言葉。

これらについてのご説明。

イニシャルコスト
イニシャルコストとは、新しく事業を始めたり、新しく機械や設備などを導入したり、新しく建築物を建築したりするときなどに、稼働するまでの間に必要となる費用のことである。初期費用ともいう。

新しく導入する機械・設備の商品価格のほか、設計費用、技術開発費用、運搬費用、工事代金、設置費用などがこれに含まれる。

これに対して、稼動が始まってから使い続けるために必要となる光熱費や各種消耗品代、メンテナンスにかかる費用、定期的に支払う利用料などはランニングコストという。

ライフサイクルコスト
ライフサイクルコスト(Life cycle cost)とは、製品や構造物などの費用を、調達・製造~使用~廃棄の段階をトータルして考えたもの。

訳語として生涯費用ともよばれ、英語の頭文字からLCCと略す。製品や構造物などの企画、設計に始まり、竣工、運用を経て、修繕、耐用年数の経過により解体処分するまでを建物の生涯と定義して、その全期間に要する費用を意味する。

建物以外には土木構造物(橋梁、舗装、トンネル)等にも適用されている。費用対効果を推し量るうえでも重要な基礎となり.初期建設費であるイニシャルコストと、エネルギー費、保全費、改修、更新費などのランニングコストにより構成される。

ライフサイクルコストの低減を図るには、企画・計画段階から全費用を総合的に検討することが必要といわれる。

製品や構造物等を低価格で調達、製造することが出来たとしても、それを使用する期間中におけるメンテナンス(保守・管理)、保険料、長期的な利払い、廃棄時の費用までも考慮しないと、総合的にみて高い費用となることから生まれた発想。イニシャルコストのみならず、ランニングコストを含めた総合的な費用の把握は、近年における経営意思決定の常識となっている。

新築の場合でいうと、家が建つまでのお金がイニシャルコスト。

例えば、土地・建物の購入費用・登記代などの諸費用・外構費用など。

家が建って無くなるまでのお金がライフサイクルコスト。

例えば、電気・ガス・水道の光熱費・固定資産税などの税金・修繕メンテナンス費用・リフォーム費用・解体費用など。

つまり家は建てて終わりではなく、自分たちが住み続ける、そこまでのコストを予め考えておく事が重要。

2つのお家、どっちがお得?

さて、皆さんも自分に質問されたと思って考えて下さい。

 

A.2000万円の家。

B.2300万円の家。

 

パンダさんを家づくり初心者の役で、登場。

さぁ、どっち!?
パンダ
そりゃAでしょ。
この文章だけならそうですよね。じゃあ、これは?

 

A.2000万円の家。

B.2300万円の高性能住宅。

 

パンダ
いや、値段変わってないしwwAの方がお得。
ブッブー。それがイニシャルコストの罠なんだす。
パンダ
何その変な語尾・・

これが、何も知らずに家を買おうとする時によく陥る落とし穴。

買う時の価格だけを見て、“高い安い”で判断してはいけない

必要なのは、その家がどれくらいの性能を有しているか?その確認が必要なんです。

家に性能が必要な理由。

パンダ
でも、家づくり計画を始めた時って何も分からんから、家なんてどれも同じかなと。だから安いほうがお得に見えるやん。
そう、ほとんどのハウスメーカーで家の性能は明記されていない。だからそこを表示してくれる会社に頼むのが一番。まず性能を教えてくれて、次にデザインや設備などを見る。この順番がとても重要。

例えば光熱費。

ある種の固定費のように考えてませんか?

かかるものだし仕方ないと。

でも違うんです。

4人家族の一般家庭試算でいわゆる月平均が電気・ガスで¥25,000。

これを断熱気密を強化した高性能なオール電化住宅だと、月平均で¥8,000~¥10,000。

家の性能を上げるだけで、差額が¥15,000

年で換算すると、¥15,000✖12ヶ月=¥180,000。

これを35年ローンで考えると、¥180,000✖35年=¥6,300,000

パンダ
うわ、めっちゃ損してるやん。
そう、しかもこれは電気代が35年ずっと同じだった場合のシュミレーション。前にも言ったけど、電気代は今後上がっていく可能性がある。そうなれば、この差はもっともっと開いていく。
パンダ
よくここに気づいたもんだね。
自分で自分を褒めてあげたいと思います。
パンダ
どこの有森さん?

ライフサイクルコストを考えてみよう。

光熱費だけで、AとBの間にあった¥3,000,000のイニシャルコストの差は既に逆転しています。

しかもこれだけではありません。

家にはメンテナンスが必要です。

外壁:ローコストメーカーなどでよく使われているサイディングは、10年単位で修繕が必要になります。

これをガルバリウムなどの高耐久性のあるものや塗り壁や木材などの寿命の長いものにすると、その場合のメンテナンス差額が30年で¥1,000,000~¥3,000,000

家電:高性能住宅だと冷暖房に使うエアコンの台数が5→2台になります。

新築時の購入が1台平均¥150,000で考えると、3台減るので¥450,000。

10年後に買い替えると想定して、30年で3回。

¥450,000✖3回=¥1,350,000

ここまでの差額を合計すると、

¥10,650,000!!

パンダ
差額で¥10,000,000超えてる!こんなにちがうんや。
でしょ。イニシャルコストの差額¥3,000,000は35年ローン借りた場合の今の金利で言うと、支払い金額は月¥10,000ぐらいの差。光熱費の差額が¥15,000/月だった事を考えると、充分賄えるレベルなんだす。

コレがライフサイクルコストまで考えた結果。

生命保険や医療保険と同様に、家を買う時も自分が住んだ後にどれくらい費用がかかるか?を知っておかなければならない

建てるまでは良い顔をしていたハウスメーカーの営業マンは、建てた後のあなたの費用まで面倒は見てくれませんよ。

高性能住宅のメリット。

パンダ
お金の面でお得なんが分かったし、高性能住宅は住み心地が全然違うよね。家中の温度が一定やし、寒くないのが一番いい。
高性能な家はまだまだ普及していないが、実は世界のスタンダード。早く日本全体がそういう家になってほしい。ヒートショックが起こるような家はもはや人災レベルだという事に気づいてほしいわけなんだす。

高性能住宅は金額面だけでなく、健康面にも良い影響があります。

「HEAT20の家」小冊子を紹介。これからの家づくり基準の真髄を感じて下さい。③

2018.04.05

では、最後の質問。

A.夏はめちゃくちゃ暑く、冬はめちゃくちゃ寒い、住んだ後の費用が多くかかって損する2000万円の家。

B.暖房をガンガンかけなくても暖かく、冷房でキンキンにしなくても涼しい、住んだ後の費用が少ないお得な2300万円のお家。

あなたなら、どっちに住みたいですか?

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